2013年8月17日土曜日

『バジリスクの道』という漫画を描いた訳 その2


それからしばらくして、フラワーズさんで50枚使って
自由に漫画を描かせてもらえる機会をもらい、
駄目元でシリアの内戦を題材に漫画を描く事を提案して、
一応やってみようというOKをもらいました。
(通ると思っていなかったので、他に4つネタを用意していたくらいです。
通してくださって本当に感謝です。)

描いたのは、戦争の犠牲になっている子供達の漫画です。
8月下旬まで本屋さんに並んでいるかと思います。
よかったら読んでやって下さい。

巧く描きたかったです。
もっと上手に描いて、皆さんに読んでもらって、
少しでもシリアに興味を持ってもらいたかった。
自分の未熟さを痛いぐらいに感じる作業でした。
またこんな漫画を描いて一体どうなるだろう、
何の意味があるんだろうとも思っていました。

しかし掲載されてから、予想よりずっと多くの感想を頂きました。
今の日本の状況への警鐘として読んで下さる方が多い事に驚きました。
私はシリア内戦から受けた衝撃を、この漫画にしましたが‥‥
テーマは『反戦』です。
全ての戦争の犠牲になっている、なるかもしれない、子供達への漫画です。
日本の事として考えてもらえることを有り難く、恐ろしく思っています。

漫画を読んでもらえれば、本当はそれでもう十分です。
本当に本当に、いつもありがとうございます。
ですが今回は、もし興味をもって貰えるなら、
橋渡しをしたいです。
日本にもシリアの為に活動をしている団体があります。
ご協力どうか宜しくお願いします。

シリア難民を支援している『サダーカ』

イブラ・ワ・ハイト
(アラビア語で『針と糸』を意味するそうです)
シリア紛争で生活基盤のすべてを失いつつある女性達に『針と糸』で収入の道を開くプロジェクトです。

また、このブログをシェアして頂ければ本当に有り難いです。